スノーボードで「グラトリ」って何? 最適なボードの選び方

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スノーボードは単なる滑走だけでなく、多彩なトリックで楽しむことができるのが魅力の一つです。このトリックの中で、特に「グラトリ」というスタイルがあります。経験を積んだスノーボーダーの方々にとって、グラトリは新しい挑戦のひとつとなるでしょう。 だが、グラトリが具体的にどのような技術なのか気になる方も多いでしょう。 このセクションでは、グラトリの概要や、それに適したスノーボードの選び方を解説していきます。

グラトリって何?

「グラトリ」とは「グラウンド・トリック」を短縮した言葉で、基本的に平地で実施される様々なトリックを指します。スピン系の回転や、プレス系の滑りといったさまざまな技が存在しています。 これとは対照的に、「ジブ」や「キッカー」といった人工の設備を使用するトリックがありますが、グラトリの特長はどの平地でも実践できる点にあります。

ゆるやかな斜面での実施が可能で、高速ではなく、ジャンプの際のダメージも少ないため、初めての人でも取り組みやすい技の一つです。 トリックを繰り返し練習することで、ボードの扱い方をより深く理解することができます。

ターンがスムーズにでき、確実に滑行できるようになったら、グラトリへの挑戦を考えてみてはどうでしょう。ただ斜面を滑るだけでなく、トリックを加えることで、さらにスノーボードの楽しさを倍増させることができます。

グラトリの技のバリエーション

スノーボードのグラトリにはいくつかの代表的な技があります。ここで、主なグラトリ技と、それぞれの特点を説明します。

オーリーとノーリー:

これらはグラトリの基本動作で、スノーボードの反発力を利用してジャンプします。オーリーはボードの先端(ノーズ)を上に持ち上げてジャンプし、ノーリーはボードの後端(テール)を持ち上げてジャンプします。これらの技は他のスピン技などの基本となるので、これができれば他の技も学びやすくなります。ノーリーは少し難易度が高めですが、オーリーと基本は同じです。ジャンプの際に力ずくで飛ぶのではなく、リズムを意識することが大切です。

プレス:

ボードの前端(ノーズ)や後端(テール)を浮かせる動きです。ノーズの方に体重をかけるとノーズプレス、テールの方に体重をかけるとテールプレスと呼びます。初心者は静止状態からこの動きを試してみるのが良いでしょう。重心移動の際に、腰を中心に動かすことを意識すると効果的です。

スピン系技:

滑走中にボードを回転させる技です。オーリーから半回転するフロントサイド180やバックサイド180、ノーズ側に体重を移動しながら一回転するノーズコンパス360などがあります。回転の感覚を掴むことが先決です。特にノーズコンパスは初心者でもアプローチしやすい技です。

これらの技を組み合わせると、多彩なグラトリの組み合わせが楽しめます。

グラトリ向けのスノーボード選択のコツ

スノーボードには多種多様なモデルが存在し、それぞれに独自の特性があります。グラトリを楽しみたいと考えている方には、その目的に合わせたスノーボードの選定が必要です。 こちらでは、グラトリ専用のスノーボードを選定するための重要な4つのポイントを解説します。

ボードのサイズについて

一般的に、スノーボードは「身長から15~20cmほど短いもの」が標準とされています。しかし、グラトリを主な目的とする場合、より短めのサイズが推奨されます。短いボードは操作がしやすく、特にトリックの実行がスムーズになります。

さらに、スノーボードの幅にも注意が必要です。幅広のボードは安定性は得られるものの、その分コントロールが難しくなることがあります。ボードの中央部、ウェストの幅は、ブーツのサイズから約1cm減らしたものを目安として選んでください。

ボードの横面のカーブについて

スノーボードの形状は、見た目によってどのように板が反っているかを示しています。この反り具合は、トリックの実行に影響を及ぼすため、どのタイプの反りがあるかを把握することが重要です。 特に、グラトリを楽しむ際には、キャンバー、ロッカー、ダブルキャンバーのいずれかを選ぶことが推奨されます。

キャンバー

スノーボードの中央部が持ち上がっており、「W」の字に似た形をしています。これにより、両足でしっかりと力を伝えることができ、多様なグラトリの動きに対応できるのが特長です。

ロッカー

「U」の字のような形を持つこのタイプは、ボードの端が地面から浮いていることが特色です。安定性はやや低いですが、操作性に優れており、特にプレス動作のトリックに適しています。

ダブルキャンバー

このタイプは、ボードの中央部が地面に触れる「M」の形をしています。ボードが柔軟に曲がる性質があるため、ジブやグラトリの技を追求する方に適しています。

デザイン概観

スノーボードの上面デザイン、すなわちシェイプには注意が必要です。主にツインチップ、ディレクショナル、ディレクショナルツインの3つのタイプがあります。

ツインチップ

このタイプのボードは、上から見ると左右が鏡像となっています。扱いやすく、技を出しやすいので、初めての方にも適しています。

ディレクショナル

ノーズ部分がテール部分よりも長い、そしてノーズとテールのデザインが違うのがディレクショナルボードの特徴です。ボードのバランスが後ろ側に傾いており、コントロール性と安定性が強化されています。滑りの快適さを求める方にぴったりです。

ディレクショナルツイン

このタイプは、ディレクショナルとツインチップの良いところを組み合わせたものです。安定して滑行しながらもトリックを楽しむことができます。

ツインチップは左右どちらの足を前にしても均等に滑れるため、特にグラトリには最適です。グラトリを主に楽しむ予定なら、ツインチップの選択が推奨されます。

ボードの柔軟性

スノーボードの柔軟性は、技の実行において中心的な役割を果たします。 柔らかいスノーボードは、軽い力でのターンやジャンプが可能で、オーリーといった技やプレスに適しています。これは初めての方や、体力に不安がある方に特に向いています。

一方、固めのスノーボードは、ジャンプ時に多少の力を要求しますが、それに伴い大きな反発力を得られ、キレのあるターンや高度なトリックが可能になります。経験者や、グラトリをより深く楽しむ意欲がある方には、このタイプがおすすめです。

スノーボード板を選んで、グラトリをスタイリッシュにこなそう

グラトリは、スノーボードの技の中で怪我のリスクが相対的に低く、初めての方でも試しやすいのが特徴です。また、ボードの操作技術も身につけられるので、試してみる価値は十分にあります。 それでも、他者との接触や転倒のリスクは無視できません。基本技術をしっかり習得し、周囲が安全か確認してから実践することが大切です。

さらに、グラトリ向けのスノーボード板を選ぶことで、技の完成度が上がるだけでなく、上達もスムーズになることでしょう。

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