ワックスは、スノーボードの滑走性能に大きく関わっていると言われています。
とはいえ、ワックスメーカーがたくさんあり過ぎて、どれが良いのかさっぱり分からないですよネ?
結論から申しますと、どのメーカーのワックスもよく滑ります。
ワックスメーカーは滑走性能に関係ない?
- ソールの汚れ取り
- ソールのケバ取り
- 最適な温度帯のワックスを選ぶ
ワックスが重要な理由は、上記の3点。
スノーボードの滑走性能を上げるにはソールの汚れ取りが大事!
いくら雪が真っ白で綺麗に見えても、チリやホコリなど様々な汚れが混じっています。
そんな上を何度も滑るのですから、ソールが汚れるのは当たり前ですね。
その汚れがスノーボードのソールと雪との摩擦を増やしてしまうため、滑走性能が落ちてしまうのです。
そのため、スノーボードを楽しんだあとは、ホットワックスをかけて、ソールの汚れを浮かして余分なワックスと一緒にスクレーパーで削り落とすことが重要になります。
ちなみに、ワックスペーパーを使うことで、スクレイピング作業が少し楽になります。
スノーボードの滑走性能を上げるにソールのケバ取りが大事!
スノーボードの滑走を楽しんでいても、メンテナンスをおろそかにするとソールが白くなってきます。
ソールが“酸化”するということを時々耳にしますが、ソールの素材はポリエチレンなので、ほとんど酸化しません。
じゃあ白くなる正体は何かと言いますと、それは“ケバ”です。
ケバとは、硬い雪で削れたソールで、なんというか、衣類のほつれた糸…というか、毛玉というか…そういった類のものです。
このケバが雪上との摩擦を大きくしてしまうため、滑走性能が落ちてしまうのです。
従って、このケバを取り除けば、滑走性能が戻るということですね。
ホットワックスをした後、汚れと一緒にケバをスクレーパーで削りとるのです。
最適な温度帯のワックスを選ぶ
上記の2つでかなり滑走性能が取り戻せます。
ですが、スノーボード競技者ならそれでは不十分。
その日の温度に合った、最適な温度帯のワックスを選びましょう。
真冬の極寒の時は硬いワックスを入れ、春先など水分を多く含んだ雪質の場合は柔らかいワックスを入れます。
寒い時に硬いワックスを入れる理由
答えから申しますと、硬いワックスで雪の結晶がソールに刺さるのを防ぐためです。
温度が低い場合、雪の結晶は硬くなります。
雪の結晶の先端は鋭く尖っているため、スノーボードのソールに雪の結晶が刺さります。
このソールに刺さった結晶が曲者で、摩擦抵抗を増やして滑走性能を下げます。
それを防ぐために硬いワックスを入れます。
柔らかいワックスだと、抵抗力が低いため、雪の結晶が簡単に刺さります。
反面、硬いワックスは雪の結晶を寄せ付けません。
暖かい時に柔らかいワックスを使う理由
答えから申しますと、柔らかいワックスで水っぽい雪をはじくためです。
気温が高いと、雪の結晶は角が丸み、全体的に水っぽくなります。
硬いワックスでも入っていないよりはマシで、多少摩擦抵抗は減りますが、柔らかいワックスには及びません。
本当にワックスメーカーは気にしなくても良いの?
結論から申しますと、なんともいえません。
というのも、いろんな条件が重なり多少の違いはあるからです。
例えば、北海道の雪質にはTOKOのワックスが良いという噂もあります。
こればっかりは試さないと分からないですね。
やっぱりワックスメーカー選びは大事なの?
ワックスメーカーによって、多少の差があるのは事実です。
しかし、1番大切なのは前述した、ソールの汚れ・ケバ取りのメンテナンスと、最適な温度帯のワックスを使用すること。
何よりも大切なことは日々のメンテナンスですね。