スノーボードのビンディングについて詳しく解説! 選び方や取り付け方の手順とは

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スノーボード(通称:スノボ)を楽しむためには、ブーツ、スノボの板、ビンディング、そして専用のウェアなどが欠かせないアイテムです。特に、ビンディングはそのタイプや正しい取り付け方によって、滑り方に大きな違いを生む重要な部品です。 一方で、どのように選んでいいか分からない、または専門店での設置に頼って自らの手で取り付けた経験がないという方も多いかと思います。 この記事では、スノボのビンディングの基本情報、選択の際の考慮点、そして取り付けの正しい方法を詳しく説明いたします。

ビンディングの役割とは?

ビンディング、あるいはバインディングとも言いますが、これはスノーボードブーツと板を接続するための装置を指します。ビンディングの呼び方にはドイツ語風の「ビンディング」や英語風の「バインディング」といったバリエーションがありますが、どちらも同じ意味を持っています。 ビンディングは、滑走時の動力伝達や衝撃緩和の役目があります。ブーツや板と直接的な感触がないかもしれませんが、その存在はスノボの安全性やパフォーマンスにおいて欠かせません。 具体的には、ビンディングは以下のパーツから成り立っています。

ラチェット機構

ストラップの調整に利用される部品です。左右に動かすことで締めの強さを調整できます。

アンクル用ストラップ

ブーツをしっかりと固定するための足首部分のストラップです。これが適切に固定されることで、適切なフィット感が得られます。

トウ用ストラップ

ブーツのつま先部分を確実に固定するストラップ。包み込むように固定するものと、上部を押さえるタイプが選べます。

ハイバック部

ふくらはぎの下部を支える役目を果たす部品で、体重をかかと側に移動させる際のサポートを提供します。

ベース部分

ビンディングの最下部で、衝撃を緩和する働きがあります。その素材により、その硬さや耐久性が変わります。

ヒール受け

足のかかとが入る場所で、ベースと一緒の部品であることもあれば、位置を変えることができるものもあります。

ビンディングの選定方法

多くのメーカーから数多くのビンディングが提供されていますが、選び方に迷うことはありませんか? どんな要因を重視すれば適切な選択ができるのか、ここでそのポイントを解説します。

ビンディングのバリエーション

ビンディングには、ストラップ式、クイックアクセス式、そしてステップイン式という3つの主要なカテゴリーが存在します。使用状況や好みに合わせて、これらの違いを理解して選定することが重要となります。

ストラップ式

このタイプはトゥストラップとアンクルストラップを利用し、足首とつま先を確実に固定する方式です。最も一般的なデザインで、多くの選択肢から選べるのが特徴です。 取り付けや取り外しには時間がかかることがあるものの、微調整が可能で、高い安定性が求められるシチュエーションに適しています。

クイックアクセス式

この方式では、ブーツをハイバック方向に滑り込ませてから、ハイバックを立てて固定します。ストラップ式よりも迅速に取り付け・取り外し可能で、スピーディーにスノーボーディングを開始できる利点があります。 しかし、ストラップ式と比較すると、固定のしっかりさでは劣ることがあるため、選択肢も少なめです。

ステップイン式

このタイプは、ブーツをセットするだけで固定が完了する方式です。特定のブーツと一緒に使用する必要があり、独自のデザインとしてバートンの「ステップオン式」なども存在します。

ブーツとの組み合わせ

ビンディングを選定するとき、最も考慮すべきは、使用するブーツとの組み合わせです。ブーツのデザインによっては、ヒールカップとのフィットが良くなく、適切にセットできない場合が考えられます。 試着が可能な場合、ブーツとビンディングの相性を確かめることをおすすめします。特に、ベースプレートとブーツのソールの間や、かかとの位置を確認することがキーとなります。

さらに、ブーツの適合性と共に、ハイバックの柔軟性や高さもチェックすることが大切です。やわらかくて低いハイバックは取り扱いがしやすく、反対に、硬くて高いものは反応性が向上します。 スノーボード初級者やトリックを中心に考える方は、やわらかく低めのものを、高速での滑走や大きなジャンプを求める方は、硬くて高めのものを選ぶと良いでしょう。

ブランドでの選択も一考

ビンディングの選択に悩んだとき、特定のメーカーやブランドを基準にするのも考え方の一つです。各メーカーは固有の技術や素材を取り入れており、その特色が異なります。用途や好みに合わせて、特定のブランドから選定するのも有効です。

さらに、ブーツとビンディングを同じブランドで揃えることで、サイズ感や適合性が高まります。特に、スノーボードのスタイルや好みがまだ固まっていない初心者の方には、ブーツとビンディングを同じブランドで選ぶことを推奨します。

ビンディングの取り付け方法について

ビンディングを単体で購入した場合、スノーボードへの取り付けが必要です。もちろん店舗での取り付けもオプションとして提供されていますが、その方法を身につけることで、自身での調整が容易となります。 以下で、ビンディングの取り付け手順を詳しく解説いたします。

スタンス幅を確定する

始めに、スノーボード上での足の配置幅(両足間の距離)を確定させましょう。この配置幅により、スノーボードの操作性や疲労感が変わります。 一般的に、配置幅を広げると安定感は増しますが、それに伴い体への負担も大きくなります。逆に、配置幅を狭めると動きやすさが増す代わりに、不安定感が出ることも。しかし、膝をクッションとして利用しやすくなるメリットもあります。

初めての方は、始めは自分の肩幅や、メーカーが示す推奨の位置を参考にしてみるのが良いでしょう。もし滑行時に不快感を覚えたら、繰り返し調整して、最適な配置幅を見つけてください。

アングルを設定する

取り付け角度、すなわちアングルとは、ビンディングがスノーボード上でどの角度で固定されるかを示すものです。ビンディングがボードと完全に平行な状態を0度とします。足がボードの前方に向くと角度はプラスとなり、後方に向けるとマイナスとなります。一般的に、多くのビンディングで3度ごとの角度調整ができます。

最適な角度は人それぞれ、また滑り方によっても異なりますが、スノーボード初心者の場合、前の足を「+18~24度」、後ろの足を「0~+6度」と設定し、それを基準に調整を加えていくのが良いでしょう。

スノーボードにビンディングを装着

スタンス幅や取り付け角度を決定した後は、ビンディングをスノーボードに実際に取り付ける作業に移ります。取り付け作業にはドライバーが必要となるので、準備しておきましょう。

【取り付けの手順】 1.ディスクをビンディングの穴に適合させる 2.ワッシャーやビスを使って、設定した角度に合わせながらボードにビンディングを固定する

ビスの取り付けをしっかりと行うことが大切です。対角にビスをまず仮取り付けしてから、しっかりと締め込む方法が効果的です。 さらに、ブーツがスノーボードの中央部分に位置するよう確認しておくことも大事です。

ブーツをビンディングから取り外す手順

ブーツをビンディングから安全に取り外す方法を知っておくことは大切です。通常のビンディングでは、ラチェットの内部に配置されているレバーを引き寄せて緩めることで、後ろの足、そして前の足の順番でラチェットを解放します。

平らでスノーボードが滑りにくい場所で作業を進めることをおすすめします。両足がビンディングから外れた後は、ボードをしっかりと掴むことを忘れないようにしましょう。

最適なビンディングを見つけよう

ビンディングは、スノーボードにとって極めて大切な部分です。自分のスタイルや体型に合ったものを選ぶことで、より良い滑走体験と技術の向上が期待できます。 今のビンディングに不満を感じている、または使い勝手が良くないと思う方は、異なるビンディングを試してみることをおすすめします。

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