必要です。
- 有効エッジ以外は丸める(ダリング)
- 有効エッジを正す
- ソールを平にする
- ホットワックスする
有効エッジ以外は丸める
『有効エッジ以外は丸める』ことは、滑走には全く影響ありません。だって、ターンする時に使わないエッジ部分ですから。
『じゃあ、なぜ丸めるの?』と疑問に思われるでしょう。
これは、追突してしまった時に相手を傷つけないためにすることなんです。エッジはかなりシャープなものです。接触したら肉が裂けるほどに。
上級者の滑走スピードなんて100km/hを超えるほど、もしそのスピードで接触してしまったら…。そのため、使用していないエッジを丸める、少しでも事故を減らそうということです。
有効エッジ以外のダリングは、ショップによって購入時に無料でしてくれることもあります。また、自分でするにしても非常に簡単にできます。
有効エッジを正す
『有効エッジを正す』とは、その言葉通り、エッジを適正値にすること。
YONEXやOGASAKAをはじめとする国産ブランドは、出荷時の状態でもかなり精度は良いそうです。ですが、海外ブランドは…。
海外では、新品で購入したものは、自分好みにチューニングするのが当たり前なのでしょう。ゴルフ道具でもそうで、『自分に合わせてセッティングしないなんてありえない』と、アメリカで言われたことがあります。
チューニングをしていない板としてある板の違いは、ホットワックスをするとすぐに分かります。キチンとチューニングされていると、ワックスをアイロンで伸ばしているときに引っかかったりしません。とてもスムーズにアイロンを動かせます。
当然この差は滑走にも影響があります。カービングターン時に、雪に引っかかります。
初心者だとエッジの角度がどれくらいが良いかなんて分からないと思います。購入したショップに相談してください。
ソールを平にする
『ソールを平にする』とは、読んで字の如く。
ソールもエッジ同様に、海外ブランドの板だと凹凸があったりします。ひどいものなら、横から見て分かるほど。
これまたホットワックスをすると一目瞭然。チューニングされていないと、アイロンがスムーズに動かせません。もちろん滑走にもかなり影響します。
ホットワックスする
『ホットワックスする』のは当たり前。購入したばかりの板はワックスが塗られていません。
スノーボードを楽しむために、ホットワックスは必須です。たとえ、初心者でも必ずしましょう。メンテナンスが行き届いたソールなら、上達も早くなります。
板を購入したときにサービスでしてくれるショップもあります。が、あんまり…。
ホットワックスは、柔らかいワックス…ガリウムでいうならピンクを3〜5回アイロンで塗って剥がして、次にパープルを同様に3〜5回、最後にブルーを3〜5回入れます。しかも、アイロンを入れるごとにブラッシングまでしないといけません。しかも、1日では到底できないです。
ホットワックスの入れる回数は、…ワックス信仰というか…ちょっと宗教的で、入れれば入れるほど良いと思われているところがあります。私も5回以上づつ入れたこともありますが、…う〜ん、効いているような…感じ?
さて、いくら板を購入したショップでも、こんなに丁寧にホットワックスをしてくれるとは思いません。板を販売した利益だけでは、さすがにやりたくはないでしょう。
おすすめは、お金はかかりますが“サーモワクシング”ですね。機械の中に板を入れ、50〜60℃くらいの温度で真空状態を作ってワックスをソールに浸透させていく…!原理はよく分かりませんが、かなりワックスがソールに浸透します。
サーモワクシングをすれば、ピンクワックスを入れる必要がなくなります🤗パープルからホットワックスをしていきます。ピンクワックスを入れる3〜5回がへるだけですが、それでもかなり時間の節約になります。