スキー&スノーボードのワックス問題。
フッ素が環境に悪いということが分かり、欧米では即座に対応(EU2020PFOA)。
当然のようにスキー&スノーボードの国際大会において、フッ素配合ワックスも禁止。
ですが、日本の対応は…。
欧米に合わせて禁止するとのことでしたが、昨年SAJに問い合わせたところ、『基本的には使用不可。ですが、検査体制が整っていないため、大会などで失格にすることはありません。』という、なんとも珍妙な回答をいただきました🤣
本日、全日本スキー場連盟のウェブサイトを確認したら、今回はガチの禁止通知が!
ただ、検査する機械が配備されていないため、選手同士、または、選手のご両親が密告する形ですねー。
ちなみに、一度でもフッ素配合ワックスを使用すると、そのソールに残ってしまうそうで、検査で検出されればその板は使えないとのことです。
まあ、桜ちゃんは大丈夫なんですけどね。
私がフッ素配合ワックスを使うことを嫌い、ガリウムのベースワックス、ハヤシワックスの液体タイプ、VOLAの液体ワックスとカーボン系ワックスしか使っていないので。
青森スプリングでのスノーボード・ハーフパイプ大会へ応援に行ったとき、ほぼ選手全員が使っていたけどね…。
しかし、先日の山梨県カムイみさか室内ゲレンデで開催された、スノーボード・ハーフパイプの大会においてもフッ素配合ワックスの検査は無し。
こんな状態では、車内でフッ素配合ワックスを塗られたら分かりませんよね。
まあ、ルールを破ってまで競技に参加しようとする時点で、競技者として終わっていますけど。
現状、多くのワックスメーカーがフッ素を使用しないレース用ワックスを開発し、国際大会においてフッ素配合ワックスに劣らない結果を出しています。
ですから、ワックスの滑走性能自体には問題はありませんね。
ただ1番の問題は、お金。
高性能な滑走ワックスは50g10,000円、スタートワックスは30ml14,000円くらいします。
いろいろそろえたら、ワックスだけでも100,000円なんて軽く超えます😅
フッ素配合ワックスを揃えている人は全部入れ替えないといけないから、かなり大変ですね。
とはいえ、環境も大事…なんともならないですね。