スキー&スノーボードの板はメンテナンスは必須。
その最たるものが”ワックス”。
しかし、多くのメーカーがいろいろな種類のワックスを販売しているため、何が良いのかさっぱり分かりませんね。
私も桜ちゃん(娘)の専属メンテナンス(笑)として、3年前から真剣に日々スノーボードのメンテナンスを行っておりますが意味不明…。
スノーボードショップの店員さんたちからもいろいろな情報をいただきますが、そのショップ押しのワックスがあり、何がベストなのかさっぱり分かりません。
しかし、結論から申しますと、『正しく、定期的にメンテナンスをする!』ということに尽きますね。
結局、どのメーカーのワックスを使っても良く滑ります。
とにかく、しっかりとメンテナンスすることですね。
また、ワックスには温度帯というものがあり、その温度に合わせてワックスの種類を選ぶことも大切。
間違った温度帯のワックスを使用してしまうと、十分な滑走性能を発揮することができません。
しかし、適切なワックス選びには”経験”がかなり大事になってきます。
コレばっかりはトライ&エラーを繰り返して経験を積むしかありません。
ワックスメーカー一覧
日本産
外国産
上記の7種類のワックスが、スキー&スノーボード用のワックスとして広く知られています。
ちなみに、私はガリウムワックスをメインに使っており、過去にはハヤシワックス、マツモトワックス、TOKO、VOLAも使用。
ハヤシワックスに関しては、液体ワックスをプライベート時の遠征用&桜ちゃんがメンテナンスをする時用(アイロンを使わせるのが怖いため)として使っています。
また、マツモトワックスは、愛知クエストなどのオフトレ施設で桜ちゃんが練習する際、サマーゲレンデのブラシ用としてサマーワックスを使っています。
TOKOははるか昔・・・私がスノーボードにハマっていた30年くらい前に使用したことがあります。
VOLAは、2021/22年シーズン前に、あるショップでスタッフさんのすすめで固形ワックスと液体ワックスを使ってみました。
GALLIUM(ガリウム)
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ガリウムは、私がメインで使用している国産メーカーのワックスです。
種類も豊富でお値段もお手頃価格なので、使用しているスノーボーダーは多いはず。
ですが、お手頃価格というのは、あくまでも一般向けの話。
競技者向けのワックスとなると、一般向けのワックスに比べると10倍以上の価格差があります…量も少ないし。
しかし、そのお値段も納得の滑走性能が得られるため、スノーボード・ハーフパイプ競技者である桜ちゃんの板には使用しています。
また、初心者向けのスプレー式やペースト状の簡易ワックスもありますし、固形ワックスでも1種類だけで良いオールラウンドワックスなども販売。
競技志向であるならば、ピンクワックス → パープルワックス → ブルーワックスをベースワックスとして使い、その上さらに高性能なベースワックス、滑走ワックス、スタートワックスといった具合で塗っていくことをおすすめします。
上記のように競技向けにワックスをそろえますと、ワックスだけで50,000円はいきますね…。
HAYASHIWAX(ハヤシワックス)
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現在は、前述の通り、プライベートでのスノーボード遠征用としてハヤシワックスの液体ワックスを使用。
遠征先ではなかなかアイロンを使えないですしね。
ハイエースにサブバッテリーを積んでいるのでホットワックスはいつでもどこでも可能なのですが、天候が悪い日や疲れているときにはしたくない・・・。
また、お昼休憩時にも午後からの滑走のために液体ワックスを使っていますね。
固形ワックスに関しては、昔使ったことがありますが、ガリウムとの違いはよく分からなかったため、現在は使用していません。
MATSUMOTO(マツモトワックス)
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マツモトワックスは、現在、クエストやキングスのようなオフトレ施設の、サマーゲレンデ(ブラシ)用のワックスのみを使用。
マツモトワックスもハヤシワックス同様、過去に固形ワックスを使ったことがありますが、ガリウムワックスとの性能差を感じなかったため、現在は使っていません。
TOKO(トコ)
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TOKO(トコ)は、スイスのブランドで100年以上もの歴史がある老舗ブランドです。
ですが、前述のようにはるか昔に使ったことがあるだけで、その後全く使っていないのでよく分かりません。
ですが、噂では北海道の雪質には最適とのこと。
桜ちゃんが北海道へ遠征するときは、TOKOのワックスを持たせようかな。
VOLA(ボラ)
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VOLAは、フランスのワックスメーカー。
『センスポ』というスキー&スノーボードのメンテナンスに特化したYouTubeチャンネルで、VOLA(ボラ)ワックスのことを知りました。
ちなみに、店舗は”岐阜県多治見市センタースポーツ「Powers」です。
私が購入したのは愛知県のスノーボードショップで、センスポさんで紹介されているVOLAの液体ワックスも販売していました。
VOLAの3種類の温度帯の固形ワックス、VOLAの液体ワックス2種類を購入しました。
いずれもノンフッ素で、SAJの大会で問題なく使えます。
私が桜ちゃんの板のメンテナンス用にVOLAの液体ワックスを購入した理由がコレ。
フッ素配合ワックスは”禁止だけど検査されないから…”という理由で使っている人が多いようですが、私は世界ルールで禁止されているのだから使いたくありません。
ということで、ネットで調べた結果、このVOLAが高評価だったため使うことに至りました。
でもね、桜ちゃんにVOLAの滑走性能を尋ねたところ『よく分かんない~。』ということでしたね。
DOMINATOR(ドミネーター)
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DOMINATOR(ドミネーター)は、スノーボードの本場アメリカ合衆国のメーカー。
なんか名前からしてカッコ良い。
元々はスキー、スノーボードのUSナショナルチームの競技者専用のワックスだったそうです。
また、開発責任者はフッ素工学の権威であり、フッ素配合ワックスを開発。
現在もフッ素配合ワックスを製造していますが、競技者用にはフッ素を配合していない”ELITE”というワックスも販売しています。
かなりお高いですが…。
日本の雪専用に”Booster”というワックスも販売しており、知人がスノーボードクロスをしているお子さんに使用したところ、『走り過ぎて逆に怖かった・・・』というほどでした。
HOLMENKOL(ホルメンコール)
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HOLMENKOL(ホルメンコール)はドイツのブランドで、100年の歴史を持つ世界初のスキーワックスメーカーです。
本国であるドイツはもちろん、スイス、オーストリア、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、アメリカ、日本など各国のナショナルチームにホルメンコールのスタッフを派遣し、最新の情報を提供しつつ、あらゆるデータを収集し、日々進化を遂げています。
ホルメンコールのワックスは、あらゆる雪質に合わせやすく、滑走性の高いワックスが揃っています。