※ 本記事は推奨されるものではございませんので、同様のことをされるならば、自己責任でお願いします。
ワクシングって面倒ですよね?
- アイロン台に板を乗せる
- ソールにワックスを生塗り
- アイロンでワックスを溶かしてソールに垂らす
- アイロンでソール全体にワックスを伸ばす
- ワックスが乾くのを待つ
- スクレイピングでワックスを剥がす
- ボアブラシでソールをブラッシング
- ナイロンブラシでソールをブラッシング
- ファイバーテックス粗目でソールのクリーニング
一連の流れはこんな感じですかね。
シーズン前はベース作りで、柔らかいワックスから硬いワックスまで、3種類のワックスをそれぞれ5回づつ…合計15回もする必要があります😓
どの作業もたいへんで時間がかかります。
ワックスがソールに浸透する仕組みは、アイロンで熱することではなく、ソールの上で温められたワックスが冷えていく過程で浸透していきます。そのため、ワックスのパッケージに注意書きで『急速に冷やさないでください』と書かれているものもあります。
ワックスが冷えるのを待っていたら…最低30分くらいは待たないといけません。それ以外の工程にかかる時間を考えると、一本のワクシングにかかる時間は1時間は軽く超えますね😥
私の場合、1日で2回ホットワクシングできたら良い方ですね。桜ちゃんのスノーボードもあるから、合計30回もホットワクシングしないといけません。単純計算で15日かかりますね😭
『どうにかならないホットワクシング⁉️』ということでネットサーフィンして辿り着いたのが、国内ワックスメーカーであるガリウムが販売している”ペネトレーションヒーター”。
ペネトレーションヒーターは、スノーボードバッグのような形をしています。その中にスノーボードを入れて温め、温まったソール面に専用のワックスを生塗りしてからホットワクシングするというもの。
結局アイロンでのホットワクシングは必要なのですが、ソール面へのワックスの浸透率がかなり良いらしいです。ガリウムのウェブサイトで『通常のワクシングの5回分の効果が得られます』と謳っています。
ペネトレーションヒーターの場合、ホットワクシングの前に1時間30分もスノーボードを温める必要があります。時間はかかりますが、ワクシングを5回分と考えるならアリですね。
では、何故私がガリウムのペネトレーションヒーターを購入しないか?
値段が高いから。
コレが全てです。本当は欲しいけど、税込80,000円くらいしますので…😥
で、『どうにかならないかな〜?あっ!布団乾燥機でイケるんじゃね?』と思いググったら、少人数ですが同類を発見。
基本的に、皆さん材木でスノーボードを入れる箱を作り、布団乾燥機も箱内に入れています。すごい人は布団乾燥機を改造して独自で温度調整機能を加えたり、温風が箱内を循環する様にファンを取り付けたり…かなり凝っています。
私も過去記事でご紹介している様に、材木で箱を作る予定でした。しかし、ハイエースに設置予定。箱だと車内の空間が狭くなるし、重量もあるため移動が困難。
で、布団乾燥機を眺めていて布団乾燥機の原点にもどりました。布団乾燥機は布団に突っ込むだけですよね?だったら、『スノーボードを入れたスノーボードバッグに布団乾燥機を突っ込んだらイケんじゃね?』となりました。
ちなみに、下記の布団乾燥機を使っています。
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スノーボードバッグ内は一応アルミみたいなので防寒対策されているようでしたが、そのままの状態で布団乾燥機を突っ込んでもあまり温まりませんでした。
ということで、マットレスの下に敷く”アルミシート4mm”の出番。袋状に加工してスノーボードバッグの中に設置。
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その中にスノーボードを入れて布団乾燥機を65℃に設定しON。15分後に確かめてみたら、スノーボードが良い感じに温かくなっていました。
温まったソール面にVOLA固形ワックスの”Medium:RED”を生塗り。まるでクレヨンのように簡単に塗れます。
本当ならこの後はアイロンをかけるのですが、再度自作ペネトレーションヒーターに投入。65℃の15分設定。
15分後にどうなっているか確かめてみたところ、ワックスは良い感じに溶けていて、ソール面がベタついていました。まるで真夏の車内に置きっ放しにしていた時のよう。
個人的な意見ですが、アイロンを使ったホットワクシングはいらないですね。最初に述べた様に、ワックスは冷えながら浸透していくのですから、布団乾燥機で温まったスノーボード、溶けたワックス、ゆっくり冷えていくペネトレーションヒーターだけで十分でしょう。
それに、アイロンはソール面を焼いてしまうリスクがあり、また高音のため少なからずダメージをスノーボードに与えているはず。だって100℃前後の熱さですから。
ただ、ワックスを生塗りする前のプレヒートは50℃で60分くらい温めた方が良いかも。65℃はそこそこ熱いので。ワックスを溶かす時は65℃で15分かな。
なんだかんだで施工時間は1時間30分くらいかかります。ですが、そのほとんどの時間は放っておくだけ😉
あと、ワックスは生塗りなので、スクレイピングが楽々。薄っすらとのったワックスを剥ぎ取るだけなので。
ただ、欠点もあります。
それは、ワックスによるクリーニングができないこと。また、ワクシングペーパーによる汚れの拭き取りもできませんね。まあ、コレに関してはアイロンを使います。